新聞に掲載されていた民主主義についての記事をご紹介します。
(前略) 民主主義とは一体なんだろう。多くの人々は政治のやり方であって、自分たちを代表して政治をする人を皆で選挙する事だと答えるであろう。それも民主主義の一つの現れで有るに相違ない。しかし、民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、間違いである。民主主義の根本は、もっと深いところにある。[それはみんなの心の中にある]
全ての人間を個人として尊厳な価値を持つものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である。
(中略)全ての青少年諸君が、この本を読んで、民主主義の理解を深められることを切望する。そうして、納得の行ったところで、自分で実行できるところを、直ちに生活の中に取り入れて行っていただきたい。なぜならば、民主主義は、本で読んでわかっただけでは役にたたないからである。言い換えると、人間の生活の中に実現された民主主義のみが、ほんとうの民主主義なのだからである。
なんとこの文章が、戦後の一時期、中高生向け教科書として使われていた文部省著作教科書「民主主義」の一部だとは!この教育を、今一度全国民に知らせて欲しい!特に政治家の方々にしっかりと読んで頂きたい。そして、頼むぞ!新成人!!と切に願う年明けでした。 |