コラム 【6月号】
● 今月のテーマ 〜 シューベルトの薔薇 〜
 薔薇の美しい季節となりました。我が家の近隣のお宅の庭は様々な種類の薔薇が咲き乱れています。どれだけの種類があるのか調べてみようと思いつき、ネットを開いたところ沢山の種類の薔薇が写真とともに目に飛び込んできました。
そういえば!♪野バラという歌がありましたね〜
と言う訳で今回は♪野バラ を作曲したシューベルトにも捧げられたバラ‘エクセレンツ・フォン・シューベルト(Excellenz von Schubert)’と言う、濃いピンクの素晴らしく美しい薔薇をご紹介したいと思います。気になった方はネットで探して見てくださいね。

説明文には以下が記載されていました。
赤花のポリアンサ、‘マダム・ノルベール・ルヴァヴァスール(Mme. Norbert Levavasseur)’と白、大輪の‘フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki)’との交配により育種・公表されました。

枝を覆い尽くすほどの絢爛たる房咲きということはあまりないようですが、藤色の花色、細く柔らかな枝ぶりは、いかにも優雅で日本人の感性にぴったり だと思っています。日本へ紹介されてから、ずいぶん日も経っているのですが、なぜかあまりポピュラーにはなっていません。もっと広く植栽されてしかるべき 品種の一つだと思います。
豆知識
原種バラの生まれ故郷と、バラの歴史 …ふだん何気なく使っているバラという名前。これはバラ科バラ属の総称。「イバラ」の「い」が抜けた言葉。古くは万葉集にバラを指す「うまら」が登 場。「うばら」「むばら」、また、「薔薇(そうび)」いう言葉も使われました。つまり「バラ」とは、日本古来または中国から渡来したバラを指す言葉。日本 にはノバラ、ハマナスをはじめ、もともと原種のバラがあります。(GARDEN STORY より)
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