日本の吹奏楽が発祥して150年あまりが経ちました。今回はその歴史を紐解いてみます。 時の薩摩藩主島津茂久が、来航した英国軍艦の軍楽隊の演奏に感銘し藩士30余名を横浜に派遣し、横浜居留地保護の為駐屯していた軍楽隊と交渉を成立させ、横浜本牧妙香寺境内に宿泊所兼練習所を得て、西洋音楽理論と楽器演奏法を学ぶ[薩摩バンド]が誕生。これが西洋音楽事始めとなりました。
その10年後(明治12年)音楽取調掛(我が母校、現在の東京芸術大学音楽学部)が設置されました。我々が生まれた時から親しんでいた西洋音楽との歴史は、結構新しいのですね。当時は、楽器の入手もままならなかったでしょうから、苦労話は尽きない事でしょう。それに関するエビソードも機会が有ったらお知らせします。(sada) |