コラム 【10月号】
● 今月のテーマ 〜 発表会に思うこと 〜
 定成音楽教室では、年に3回大きな発表会があります。お教室によって回数が異なりますが、我々講師にとっては、この発表会によって年間スケジュールが組まれる事になります。現在は、年末に向けてのリトミック&アンサンブルの発表会の練習が急ピッチで行われています。勿論、恒例の講師演奏の練習も皆で頑張っていますよ〜!

 年が明けると、2〜3月に開催される修了発表会。新年度が始まると夏のピアノ&ヴァイオリン発表会が待っています。その間に、それぞれの発表会の準備があるので、年間を通して息つく暇がほとんどありません。それでも発表会を開催するのは、勿論生徒にとって、ステージでの発表経験が大事なのですが、やはり参加した子ども達(大人の方も)の終わった後のあの笑顔!輝き!を見たいからです。恥じらいながらも自信に満ちた顔、出来た〜という達成感を背中ににじませて、両親の元へ走る姿… やって良かった!と思う瞬間です。

 練習の期間は、生徒にとって大変な事も多々ありますし、我々にとってもそこ迄求めるか〜?と日々悶々としますが、毎回少しずつのレベルアップは望みたいし、やり遂げて欲しい…欲を言えばきりがありませんが、“きっと答えてくれる!”との思いで企画を立てています。 今年も残り数ヶ月。悔いの無い2018年を過ごしましょう!(sada)
リトミック豆辞典
赤ちゃんと歌・・・ 一定のリズム、メロディ、歌詞で表現される「歌」には言葉と違い、ある程度の「パターン」があります。このパターンを仲間で共有すれば、みんなで楽しむことができます。赤ちゃんでも、音楽に合わせて身体を動かすことで、仲間の一員として音楽を共有できます。さらに音楽を共有する体験が人と人の絆を深めることができます。実際に1歳過ぎのこどもが、自分と同じリズムで動く相手に対して相手に協力し助けようとする「向社会的行動」を行うことは、行動実験により確かめられているそうです。加えて、歌や音楽のもつ情緒的・情動的なメッセージは、言葉がわからなくても、直感的に感じることができます。そういった意味でも音楽は相手を選ぶことなく、気持ちを伝えることができる優れた表現の形と言えます。
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