コラム 【9月号】
● 今月のテーマ 〜 暑かった夏休み 〜
 世界的に異常気象だった(まだ過去形ではないですが)今年の夏。気温の変動や天気の激変に翻弄されましたね…体がついていけなくて熱をだしたり、寝込んだりなさった方も多かったのでは?自然の怖さ、凄さ。そして,人間の愚かさや,弱さを感じた夏でした。

 私は例年の如く山の家で過ごしますが、それでも豪雨と言えば土砂災害を心配し、高温と言えばエアコンの無い家で涼しい所を求めウロウロ… こんな過ごし方は昔はしなかったな〜と嘆きつつ50年前との違いに、ただただ驚くばかりです。大きな商業施設が出来、大量のエアコンの使用。海外からの観光客も激増してその対処から、どの店もエアコンを導入。別荘やマンション建設の為の森林の伐採、山の整備etc.そのあげくの自然破壊…全てが人間の傲慢さ、愚かさの産物なんですね〜 これからどうなっていくのでしょうか。孫の世代が心配です。

 山の家でつくづく自然を有り難く感じます。何気ない木々のそよぎ、草花の可憐さ、山の息吹、そして毎年繰り返される季節の移ろい。この自然が破壊される事無く、ずっと続いていて欲しいと願うばかりです。さて、お休みも終わり。今年も充実した年として締めくくれるよう、頑張りま〜す!(sada)
リトミック豆辞典
赤ちゃんの聞こえの発達と声の発達・・・赤ちゃんはお腹の中にいるときから母親の声を聴くと心拍が変化し、生後数日の新生児も母親の声、母語のリズム、など胎内で頻繁に聴いていた音声に注意を向ける事がわかってきています。これは赤ちゃんが胎内にいるときから話し手の声を認識し、話し手の言語やリズムに気づいている事を示しています。
生後2ヶ月になると声を出す様になり、周りの人達との声や表情でのやり取りを好む様になります。
生後4ヶ月になると声のバリエーションが増え、いろいろな声を出して「声遊び」をする様になります。
生後6ヶ月前後からは「喃語」の発声が始まります。これは母音と子音を組み合わせた音節でできていて、言語に近い構造を持ち、言語へ続く発達過程を経る様になります。
そして言語の音声リズムの獲得は2歳ころにはある程度完成されると言われています。
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