コラム 【1月号】
● 今月のテーマ 〜 型破り 〜
 明けましておめでとうございます。
気持ちも新たに、一生懸命指導に努めて参りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。
定成音楽教室主宰・定成淡紅子 講師一同

 さて、先日新聞のショートコラムに、成る程!と思う先生方の言葉が目にはいりました。それは、歌手の小林幸子さんが書いておられた文章でした。彼女の恩師である古賀政男さんの言葉『人は悲しいと涙が出るよね。涙が出るとどうする?涙が出て、涙が枯れると、そこにしゃがむんだよ。しゃがんだらね、人は立ち上がるんだ。わかるか』

 もう一つは、歌舞伎の市川猿之助(現猿翁)さんの言葉『一つの事をやりとげたと思ったら、今度は違う新たなことをやりなさい。それが歌舞伎でいう型破りなんです』そうだったんですね。[型破り]とは、自分から思い切って方向を転換する。新たな試みをする。という歌舞伎からきた言葉だったのですね。私的には奔放な、とか常識からはずれた…ととらえていた型破りという言葉は、本当は自分の殻を破るという意味が有るという事を知りました。

 私も、今年はこの[型破り]でいってみようかな?(sada)
リトミック豆辞典
ピアノのはじめ・・・ピアノの前の楽器は「クラビィコード」や「チェンバロ」ですが、原理的には十四世紀ごろ東洋から来てヨーロッパで広く用いられていた「ダルシマー」や「プサリテリウム」のように響板に弦を張り叩いたり、弾いたりしたものが源です。そして1709年イタリアのチェンバロ製作家、バルトロメオ・クリストフォリがチェンバロのボディを作って「piano e forte」と名づけたため、彼がピアノの発明者とされています。
← 前月号へ 次月号へ →