コラム 【2月号】
● 今月のテーマ 〜 自然 〜
 年が代わって早1ヶ月…今年も、子ども達にとって気になる事は、自然環境が壊れていくにつれての影響です。そこで、先日の新聞に掲載されていたC・W・ニコルさん(環境保護活動家)の記事をご紹介します。ニコルさんはお教室で使っている『音つみき』に携わった方でもありますよ。

 前文省略…一番「美しい森」はたぶん「原生林」だろう。神々が何千年もかけて作ったものだから。中略…光と風、その二つで生物の多様性が豊かになるし、戻る。多様性には可能性がある。重要なのは、自然の中で子どもを教育する事。子どもは自然の中で遊ばないと、脳のかたち、つくりがおかしくなる。「自然欠乏症候群」と呼んでいる。まず「体のバランスがとれない、集中出来ない、すぐキレる、泣く、友達をつくれない」。そのまま大きくなると、「恋をしない」そしてストレスが増えるから「腎臓が弱くなる」。だから若いうちから「臓器の病気」などがだんだん現れてくる。子ども達は自然の中にいないとだめ。毎日で無くても、例えば週に2回くらいは五感を磨く事が大事。森以外でも、他の生物が生きている公園とか、小川とか、人間以外の生物が生きているところで遊ばせて欲しい。

 極論かもしれませんが、共感できます。現代の生活では無理が有るかもしれませんが、自然に親しませる事は、本当に大事な事だと思います。大人も同じ。可能な範囲で心がけたいものです。今年も、色々な形で、子どもにとっての環境等を様々な角度から考えてみたいと思います。(sada)
リトミック豆辞典
ピアノのお話 No.2・・・ピアノはピアノフォルテの略称で、有鍵打弦楽器となります。音域はラからドまでの88音です。和声楽器と旋律楽器の両面の要素を備え、ヨーロッパ音楽における主要な独奏用伴奏用楽器です。ピアノにはグランド(平型)、アップライト(縦型)の2つの型があり、それぞれいろいろな大きさがあります。グランド型がピアノの本来の型でこれはチェンバロの型からうまれました。
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