コラム 【5月号】
● 今月のテーマ 〜 新緑の五月 〜
 新学年には慣れましたか?色々新しい経験は嬉しいですね。

 そして緑の季節がやってきました。木々が若芽から若葉へと成長する姿は、皆さんにダブります。色々な事を、砂に水がしみ込む様に吸収出来るこの年齢は本当に貴重ですし、羨ましい限りです。《はつらつ》と学んで下さいね!

 さて、リトミックのメニューの中に[マザリース]という項目を目になさって、『何の事?』と思われている方も多いと思います。以下その説明です。

Motherliease”は母親語を意味します。お母さんの声は、子どもにとってお腹の中にいる時から聞いている、馴染み深い音です。近頃自分は歌うのが苦手、音痴なので、子どもに悪影響があってはいけないと、歌を歌ってあげないお母さんも増えている様です。しかし、母親からの心のこもった歌いかけが、子どもに悪い効果を与えるはずがありません。

 実際@親子のコミュニケーション A言葉の発達 B脳の活性化に大いに役立つのです。いくら上手な歌を聞かせても、ママ(パパ)に勝るものはありません。ぜひ、お子さんを抱っこしながら、やさしく歌いかけてあげて下さい。(sada)
リトミック豆辞典
 音は私たちの心身のさまざまな面に良い効果をもたらすとされ、多くの研究が進められています。発達心理学の研究者、梶川先生によると「幼児期から学童期にかけて音楽の経験がこどもの発達に好影響を与えます。」身のまわりの物の数や大きさ、色などを理解する能力である、認知能力や身体能力、身体のコントロール能力、創造性などが高く、なかでも「言語能力」との関連が顕著です。「音楽を学んでいるこどもは、文字を読む力や外国語の聞き分けに優れていて、音楽のリズムやメロディーを分析する力は単語の音を分析する力につながります。」加えてアンサンブルなどグループで演奏経験があるこどもは、周囲の人とかかわる社会スキル(社会性)が身に着きます。
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