コラム 【12月号】
● 今月のテーマ 〜Lilt リルト〜
 今月は薫午先生のブログより、拝借します。

Lilt リルト とは軽快な動作・陽気に歌う様の意味。転じて本来曲の持っているノリです。打楽器奏者のカーン氏が、音大打楽器生の講議で一番多く使っていた単語が Lilt です。

 小太鼓練習用のエチュードであれ、バッハの組曲であれ、なんであれ、メカニカルに演奏するだけではなくて、ノリを大切にね!って事でした。基本的に打楽器というのは、行進や踊り等、体を動かすビートの基になっている場合が多くあります。ですから、聞いていて自然に体が動くようなグルーブをださなければいけません。

 とても当たり前の事ですが、学生さんの場合は、音をミスるのを恐れてか、なかなか有機的な演奏になっていないようです。なので、 Lilt は考え方として、とても大事。なによりも、まずは Lilt が無いと、気持ち良いグルーブにならないんですね。あまりアカデミックに考え過ぎずに、ノリノリでいきましょう!ってところでしょうか。(薫午)

 何事も、自然体が大切ですね。今年の反省と来年へ向けての抱負にしたいと思います。
どうぞ良い新年をお迎え下さいませ。
リトミック豆辞典
 子どもたちが自分たちの人格性に目覚め、自分たちのもって生まれた気質を伸ばし、一人ひとりの命のリズムをあらゆる障害から解放することが肝要です。心と精神、潜在意識と意識、想像力と実現行為のもつ特質、の関係を教えることが必要です。
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