今月は薫午先生のブログより、拝借します。
Lilt リルト とは軽快な動作・陽気に歌う様の意味。転じて本来曲の持っているノリです。打楽器奏者のカーン氏が、音大打楽器生の講議で一番多く使っていた単語が Lilt です。
小太鼓練習用のエチュードであれ、バッハの組曲であれ、なんであれ、メカニカルに演奏するだけではなくて、ノリを大切にね!って事でした。基本的に打楽器というのは、行進や踊り等、体を動かすビートの基になっている場合が多くあります。ですから、聞いていて自然に体が動くようなグルーブをださなければいけません。
とても当たり前の事ですが、学生さんの場合は、音をミスるのを恐れてか、なかなか有機的な演奏になっていないようです。なので、 Lilt は考え方として、とても大事。なによりも、まずは Lilt が無いと、気持ち良いグルーブにならないんですね。あまりアカデミックに考え過ぎずに、ノリノリでいきましょう!ってところでしょうか。(薫午)
何事も、自然体が大切ですね。今年の反省と来年へ向けての抱負にしたいと思います。
どうぞ良い新年をお迎え下さいませ。
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