コラム 【11月号】
● 今月のテーマ 〜足指と足裏に注目!〜
 お子達の運動会も終り、いよいよ食欲の秋ですね。
ところで、今回のテーマは“足”です。日頃のリトミックレッスンにも、感性をするどくする、と言う観点からちょっと取り入れていますが、ネットからの資料を抜粋しましたので、お読み頂ければと思います。

 昔、足指は手の指と同じ働きをしていたといいます。裸足で生活している未開社会の人は、足指を手の指と同じ様に上手に動かすそうです。ある研究によると、都市と農村の子どもを対象に足指の動き(指開き、親指を人指し指に重ねる、鉛筆をつかむ)を調査したところ、農村の子どもの方が、都市の子どもより上手に動かす、と言う結果がでました。このことは、子ども達が自然の中で遊ぶ事が少なくなった事を証明しているのかもしれません。又、遊びが少なくなったことに比例して、扁平足が増えたといわれています。人間の足裏には全身の反射区があり、人体(内臓・骨格・筋肉など)の全てが映し出されています。全身の末梢神経や骨格が集中しているのです。

 昔の生活では、デコボコの道を歩いていたために、足裏への刺激が行われていました。そのため、自律神経をはじめ、各器官の調節が自然に行われていました。しかし、現代は全てが舗装道路で、車社会によるライフスタイルの変化から歩くことも少なくなりました。そのため足裏への刺激が少なく、そのことが体調不良の原因のひとつだ、という専門家の説もあります。

 足が第二の心臓と言われる所以は、足の筋肉が収縮運動をすることによって血液を心臓まで送り返し、心臓の負担を軽減しているからです。

 手と同じ様に足も歩くだけで無く、デリケートなものなのですね。見直してみてはいかがでしょうか。(sada)
リトミック豆辞典
 リトミック教育の目的は、学んだあと、生徒たちが、「知っています」ではなく、「やりました」といってそのあと自分を表現したいという欲求を自分の内に生み出すようにすることである。
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