コラム 【10月号】
● 今月のテーマ 〜宇宙の無限のエネルギーを補給する〜
 近頃私のまわりで病気の方が目立ってきました。皆さん前向きに治療に励んでいらっしゃいますが、端から見ていてつくづく思う事は“人間の体って何て上手く出来ているんだろう!”自然治癒力の逞しさを、まざまざと見せつけられています。そんな折り、五木寛之さんのエッセイの中に気巧家・望月勇さんとのトークで、ぜひ実行してみたい事がありました。本文より省略して御紹介しますが、呼吸法のお話です。
五木 『ヨガの呼吸法を行う時に、大切なことはなんですか』
望月 『坐り方は楽な姿勢で良いですが、大切な事は腰を立てて、背筋をまっすぐする事。天の気と地の気が背骨に沿って、自由に行き来できるようにする事が肝心です。』
五木 『たんに呼吸するだけでなく、宇宙のエネルギーを取り込むのですね』
望月 『ヨガには、左右の鼻の穴を交互に使い分けてする呼吸法がありますが、左右の鼻の穴には深い意味があります。』
 以下、呼吸法の説明を要約しました。
右の鼻の穴でプラスの気(心が表に向く・力強い・神経を活性化させる)を吸う。
左の鼻の穴でマイナスの気(心が内側に向く・落ち着かせる・副交感神経を活性化させる)を吸う。
1.右手の小指と薬指で左の鼻の横を押さえて、右の鼻の穴から、静かに息を吸う。
2.右手の小指と薬指をはなし、右手の親指で右鼻の横を押さえて、左鼻の穴から、静かに長く息を吐き出す。この時、吸う息の倍の長さで、ゆっくり吐く。それを交互に、5・6回行う。
望月 『左右両方の鼻を交互に使うから、交感神経と副交感神経のバランスがとれてい いというんですね』
 皆さんも、宇宙のエネルギーをもらっちゃいましょう!(sada)
リトミック豆辞典
 良い耳であるというのは、ただ耳で聞いた音符の名称と相互関係が認知できることだけでなく、音の強さ、強弱関係、音の連なりの緩急、音色などのさまざまな度合い、要するに音楽の色合いとよばれる音の表現的性質を構成するすべての要素のさまざまな度合いを感得できることです。
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