コラム 【10月号】
● 今月のテーマ 〜 方言 〜
 今私がおもしろいな〜と思っているのが、長谷川義史さんの絵本の訳文です。
外国の作者の文章の訳が関西弁。何とも、のほほんとした抑揚が心地よいのです。日頃聞き慣れている[関西弁]では、間の取り方が違います。同じ言葉なのに、話し手の声まで違って聞こえてくるようで、ふしぎな感覚ですね〜 皆さんもお馴染みの言い回しを、方言に置き換えて、演技(?)してみませんか?

おはよう → おはようがんす(岩手)おはよーがんす(広島)こんちゃらごあす(鹿児島)
おめでとう → めでたか(長崎)おめっとーござるま(熊本)いーそーぐわちれ(沖縄)
つかれた → こわい(北海道)おたった(青森)がおった(宮城)ほっこりした(三重)
つめたい → つったえ(山形)ちみでー(栃木)ちぶたい(富山)ぬるい(滋賀)
頑張る → けっぱる(秋田)むくる(高知)きばっ(佐賀)がまだす(熊本)
ちばいーん(沖縄)

ネットで調べたので、ご当地出身の方はちょっと違うな?という部分もあるかもしれませんが 、表現が面白いですね。なんだかほっこりしませんか?(sada)
リトミック豆辞典
メロディー(旋律)・・・前回からの続きです。メロディーの中で「音高による音の選択」について、ですが、これは聴くことができる音域に無限に存在します。そしてその「選択」は音楽的社会共同体、民族、国家、などによるそれぞれのもっている「音感」に沿って行われます。そこで、旋律から旋法、音階が出来上がります。和音のない単旋律(モノフォニー)の音楽の場合、これらの「音」が自由に動いて音楽を作ります。ヨーロッパではこの後、複数の旋律を同時に響かせる複旋律「ポリフォニー」の時代に入ります。そしてヨーロッパ的な協和的和声感覚を養っていき、調性感覚が確立されます。
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