コラム 【12月号】
● 今月のテーマ 〜 年を積み上げる 〜
 今年も、あと数週間で終わりですね。
あっという間に一年が過ぎ去り、今年こそ去年と違う年にしたいと思いつつ、結局大差無く終ってしまう…というのが私の例年ですが、皆様はいかがでしょうか?

 さて、恒例の定成音楽教室クリスマス発表会は、今年で40回を数えようとしています。日本にいなかった間を抜かし、毎年欠かさずこんなに長く続けて来られたのも、保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と、感謝しております。

 そして、長く当教室に通って下さっている子どもさんにとって、この発表会はもう体の一部のようになっていて、4月の新学期が始まると『今年の発表会曲はな〜に?楽器は?』と聞かれますので、我々講師達も『今考えてる真っ最中だからお楽しみに待っててね!』と受け答え、いそいそと選曲やらアレンジやらの準備に取りかかる次第です。嬉しい事です。毎年同じサイクルで、7月のヤマハホールのピアノの発表会を皮切りに、クリスマス発表会、年が明けると修了発表会、と年を重ねている訳ですから、今迄と違うように一年を過ごすというのはなかなか難しい訳ですね。しかし、この積み重ねは貴重な事かもしれませんね!

 では皆様、気持ちも新たに、来年も素敵な年の積み重ねが出来ます様に!(sada)
リトミック豆辞典
いっしょに歌いましょう・・・0歳から5歳にかけての発達の変化が大きい事を考えると、赤ちゃんの時の音楽体験も大きな意味を持ちます。音楽は赤ちゃんの感情に影響を与え、とくにお母さん(お父さん)の歌声には大きな力があります。生後3ヶ月〜5ヶ月の赤ちゃんを対象に親の姿を見せず、声のみを聴かせる実験をしたところ、話しかけるより歌いかけるほうが赤ちゃんの心拍が安定することがわかりました。ご両親の歌声には、赤ちゃんの気持ちを安定させる効果があります。また、歌を聴かせるだけでなく、親子で一緒に歌ったり、身体を動かしたり、楽しいという感情を共有することが大切です。
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