コラム 【6月号】
● 今月のテーマ 〜 目力(めじから)〜
 『目は口ほどにものを言う』とはよく言ったもので、“目”の訴える力は格別です。 これをしたいんだ!こういったことをやって欲しいんだ!etc.自分の意志を相手に伝達したい時、本気かそれとも迷いが有るか…

 それは、ひとえにその人の“眼力”にかかっていると思います。その“眼力”はどこから出て来るか…一生懸命 一発勝負 今しかない そんな必死になった時の目から発せられる“オーラなのでは。自分の思っている事、したい事、訴えたい事を常に意識して、集中していく。その現れが目に出てくると考えています。何をやるにもこの“眼力”を目標に一発勝負の真剣さで取り組んでいきたいと常々思っています。

 さて、大人の“眼力”とちょっと違いますが、幼児の“目の輝き”の何と純粋で美しいことか!『信じて、受け入れる』ことから始まる成長の為の学びは、見る事総てを吸収し消化して、グングン人間となっていく貪欲なまでのエネルギーです。我々、講師はこのエネルギーを無駄にしないよう、そして負けないように、共に成長できたら素晴らしい事だと思います。

 毎日、子どものキラキラと輝く無垢な瞳に刺激されながら…大変責任の重い、でも大変やり甲斐のある幸せな仕事をさせて頂いていると有り難く思う今日この頃です。(sada)
リトミック豆辞典
リズムと音、わかちがたいこの二つのもの No.2…  リトミック練習の使命をひとことでいえば、秩序をうち建てること、欠陥を見出し、それを長所に変えること、必要な時には振動を行い、その振動が過剰にならないようにすることです。というのも振動することが生きることだとすると、過剰に振動することは何の役にもたたないからです。しかしリトミックは何よりもまず、個人的体験です。“ダルクローズ”
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