コラム 【7・8月号】
● 今月のテーマ 〜 夏の宿題 〜
 7・8月は、1年を通して最もゆっくりとお休みを頂ける月です。そのお休み中に私の“お宿題”を片付けなければなりません。2学期スタートの準備等々です。2〜3学期は発表会が目白押しとなりますので、その選曲・アレンジ・練習計画の作成等々、頭をフル回転させて知恵をしぼります。

 そして、今年度の反省をふまえつつ来年度の授業計画にも着手です。とは言え丸々1日を自由に使えるのですから、山の家にこもり、風や木々や小鳥のさえずりを聴きながら、本を読んだり犬と散歩したり孫達と遊んだり、買い物にブラブラ出かけたり… 命の洗濯ができる大切なシーズンとなります。

 そこでいつも考えさせられるのが、現代の目まぐるしく落ち着きの無い生活です。震災後は、少々不自由を我慢して、古き良き昔にかえろうといった風潮が出て来てはいますが、実際はまだまだほど遠い現状です。人間って何て我が儘な生き物なのでしょうね〜

 今年の夏は子供の頃の生活を思い出して、草や木、そして生き物を傷つける事の無い、自然に対して優しく、そして畏敬の念を持って過ごせたら…と思っています。

 さて、皆様の夏休みは?一回り成長したお子様達の顔を見るのがとっても楽しみです!(sada)
リトミック豆辞典
 生活において私たちは、個性と社会性の間で安定して柔軟な均衡を維持するよう強いられるなら、自分自身の内に安全な調和を感じることが最も重要なことであろう。それならば、私たちの生理学的な研究に従って、筋肉と神経機能が管理された生活、つまり心と精神、魂と肉体が同じく調和された生活を送ろうではありませんか。(ダルクローズの言葉より)
← 前月号へ 次月号へ →