コラム 【6月号】
● 今月のテーマ 〜 たいこのお話 〜
 定成音楽教室では、毎回レッスンでたいこを叩いています。
拍を体で感じて頂くために、基本の音符やリズムパターンを、たいこを使って楽しく学んで頂いています。と言う訳で今回はたいこのお話です。

【トーキングドラム(お話しをする太鼓)】
この太鼓はアフリカの太鼓ですが、文字通りお話を伝達するために使われて来たものです。地域によって形も異なりますが、遠い村へお葬式や結婚式等の大切な事柄の伝達手段として、又,王様の系譜語りをする道具として使われて来ました。現在でも文字を持たない種族では、貴重な伝達手段として使われているそうです。 メール流行りの昨今、ついつい言葉がけ(生の感情を伝える)でのコミュニケーションを怠ってしまいがちですが、お互いの顔を見合い、その日のコンディションや表情を察知しながら、思いやりのある人間関係を築けたら良いと願っています。(sada)
リトミック豆辞典
 リトミックは“対照”の学習です。つまり、動きの中にあるリズムと拍子、音と静寂、厳密なテンポ自由なテンポ、などです。リトミックは、全身の動きを教えることから始まり、一つずつの動きのニュアンスへと変えていき、それらを調和し、身体の交響曲を作りだしていく、過程です。ダルクローズは相反するものをどのようにしてバランスをとるのか、どのようにして音楽の本質や人間のより深い感覚を一人一人が理解するのか、探し求めました。
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