リトミックのレッスンを通して、親子の関わり方と我々はそれをどのようにお手伝いできるのか…を常々考えています。先日、以下の様な文章に出会いました。そのほんの1部ですが皆様のヒントにして頂けたらと思い掲載します。
子どもの中にまず育ててあげなくてはいけないもの、それは人との関係が、豊かに、自由に持てるということです。それが何よりもまず大切なのです。日々生きていることが楽しい、幸福だという人は、人間関係が楽しい人です。不登校の生徒たちは勉強のできる子が多いのです。勉強ができることで学校が楽しくなるわけではないのです。人間関係が楽しいから学校が楽しいのです。こういう事実をしっかり知っていただかなければなりません。逆は学校を楽しくしません。勉強ができるできないはその次の話です。
人間関係を生き生きと持てなかったら、生きていること自体楽しくなくなるのです。子育てについてどうしたらよいか悩む時、お子さんが豊かな人間関係を持って生きる事ができているか、この事を最大のテーマにお考えいただきたいと思います。
人間関係とは、一方から一方では無く双方(親子)の関係です。周りの人たちもいろいろな程度にそのような状態になっていますから、よほど一人一人が人間関係を大切にすることを日々努力して生きていないければ、どんどん失われていくのです。
【遠くからみている】
ほったらかしておくのではないのです。見ていないのではないのです。見ているが、遠くからなのです。私たちがしばしば育児に失敗するのはそばに行ってうるさいことを言い過ぎるからです。
[子育て どうしたらいいの? 佐々木正美著 より]
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