コラム 【4月号】
● 今月のテーマ 〜 さあ 新学期のスタートです! 〜
 新学期がやって来ました。新しい年度のスタートに私達は期待と嬉しさでワクワクしています。
お子様方には、お部屋が変わったり、先生が変わったり、お友達が変わったり…

 幼稚園や学校でも同じでしょうが、色々戸惑う事も多い時期だと思います。慌てず焦らず、優しく見守ってあげて下さいね。特に初めてのおけいこ、という方は、ママやパパの不安や大きな期待が、目に見えない形でお子様の負担になり、神経質になったり、落ち着きが無くなる場合が多く見られます。 カリキュラムは年間で作成されていますので、レッスンその日1日の成果はあまり気にせず、1年先の成長を楽しみに通って下さい。

 勿論、どんな些細な事でも、その日の良かった点は、必ず誉めてあげて下さい。例えば、先生の顔を一生懸命見ていたとか、お返事の手が上がったとか、きちんと挨拶ができたとか…どんな事でも構いません。そして、親子皆で音楽を楽しみ、日常でもリズムに乗って軽やかに暮らして下さい。 このレッスンによってお子様の心が優しく育って頂ける様、講師一同願っております。

ご質問等はメール叉はFAXで当教室までお気軽にどうぞ。来年3月までの一年間、担当講師と共にどうぞよろしくお願いいたします。

定成淡紅子 定成音楽教室講師一同
リトミック豆辞典
リトミックの誕生… 私、ダルクローズはジュネーブ音楽院で初めて、和声学の教師として教壇に立った時、学生たちが、和音を耳で聴き取れないことに気がついた。そこで聴く力を伸ばす訓練を始めたところ、ごく幼い子どもたちが、極めて迅速にその力が発達することに気がついた。しかし、頭でわかってもそれを表現できない。そこで、私は本来リズミカルな性質のものである音楽的感覚は、からだ全体の筋肉と神経の働きにより高まるものである、と考えるようになった。そこで、生徒たちに、行動と停止の練習を課し、耳で聴く音楽リズムに身体的に反応することに慣れさせていった。こうして「リトミック」が誕生した。(リトミック論文集より)  
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