コラム 【6月号】
● 今月のテーマ 〜一緒にうたって下さいね!〜
 新学期もあっという間に1ヶ月が過ぎました。
レッスンには慣れましたか?お友達はできましたか?リトミックレッスンでは、“マザリース”のタイトルで毎月歌を1曲紹介しています。これは数年前からレッスンで実施している親子の絆を強める、読み聞かせならぬ歌いかけです。

 子どもにとって親の歌声の効果は絶大です。気持ちが安定しますし、何よりも歌いかけてくれる事が嬉しいのだと思います。その幸せそうな顔といったら!お散歩の時、お風呂に入った時、ベッドに入った時etc.毎月の歌を、心を込めてお子さんと一緒に パパもママも歌って下さいね。

 “マザリース”をレッスンに取り入れるきっかけは新聞の記事からでした。以下その抜粋です。新規入会の方は初めて耳にする言葉と思いますし、継続の方は『あああれね』と思って読んで下さい。(sada)

 “Motherliease”は母親語を意味します。お母さんの声は、子どもにとってお腹の中にいる時から、聞いている馴染み深い音 です。近頃自分は歌うのが苦手、音痴なので、子どもに悪影響があってはいけないと、歌を歌ってあげないお母さんも増えて いる様です。しかし、母親からの心のこもった歌いかけが、子どもに悪い効果を与えるはずがありません。

 実際@親子のコミュニケーション A言葉の発達 B脳の活性化に大いに役立つのです。

 いくら上手な歌を聞かせても、ママ(パパ)に勝るものはありません。
 ぜひ、お子さんを抱っこしながら、やさしく歌いかけてあげて下さい。
リトミック豆辞典
 リトミック教育はいろいろな背景を持っています。第一には、ルソーや、ペスタロッチ、フレーベルといったスイスの著名な教育者の影響をうけています。第二には、心理学的な要因を持っています。ジュネーブの心理学者エドワール・クラパレードなどの影響から、教育と観察の意識的で論理的な方法が生まれました。第三には、音楽を直接の媒体、手段として使っている教育ということです。そして、技術的な教育を進める前に、感覚的な教育を進め、音楽に対する敏感な感受性を養うこと、そして音楽の技術だけでなく、創造的な教育を進め、音楽の偶然性を楽しみ、即興創作力を持たせる教育を進めていきました。
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