コラム 【7・8月号】
● 今月のテーマ 〜 知的好奇心 〜
 いよいよ7月。皆様もそろそろ夏休みの計画等を立てていらっしゃるかもしれません。そこで、ちょっとご提案。新聞で目にとまった記事をご紹介します。

〜前略〜
 周りの世界に興味を持つ子どもの好奇心を、いかに伸ばすか。教育に携わる先生方に伺ったところ、知的好奇心の伸ばし方にはこつがある事が見えてきました。それは、親が子どもに対して、仮想世界と現実世界を結び付ける努力をする、ということです。例えば知的好奇心が伸びた家庭では、子どもが図鑑を見てもし新幹線に興味を抱いたら、できるだけ早い内に駅や新幹線の車両基地等に連れて行き、本物を見せる…といった教育をした人が多いことが分かってきたのです。

 他の例でもいいのです。魚に興味を示したら水族館へ、チョウや花に関心を持ったら野山を訪ね体験させる…と言う事も素晴しいと思います。結局、子どもに知的好奇心を抱かせるには親が知的好奇心を持つことが重要なのです。親が知的好奇心を持つとどうなるのでしょう。認知症のリスクが下がるんです。まさに一石二鳥ですね。

だそうですよ〜夏休みの過ごし方の参考になさっては?(sada)
リトミック豆辞典
 前回まで、ヨーロッパにおける子どもたちの音楽教育の歴史をみてきて、ようやく、リトミックの創案者である、「ダルクローズ」にたどりつきました。スイスの作曲家、音楽教育家である、エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950) リトミックはフランス語のRythmique、から来ており、意味は運動に基礎づけられた芸術的な教育、となります。この語源はギリシャ語、またはラテン語のEurhythmicから来ていると思われます。これは調和、協和を表し、「肉体と魂の調和」のようにリズムを素材にして、「動き」と「音楽」を融和する教育を施すことにより、自然の世界に融和し、調和の持てる子どもをそだてようとするねらいがあります。
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