コラム 【3月号】
● 今月のテーマ 〜 みなさんに伝えたいこと… 〜
 昨年4月より始まったレッスンも、もうすぐ修了。早いものですね〜 この1年間のレッスンを振り返ってみて、皆様どんな事を感じていらっしゃるでしょうか。 いつもレッスンで心掛けている事、目標にしている事を書いてみます。

 まず幼児に対しては、“音”に対して敏感になってもらう事。何か変わった音、面白そうな音を耳にした時の瞬時の反応を期待しています。 幼稚園児には、音楽の楽しさ、親子での音楽を通しての関わりを重視します。 小学生は、音楽の基礎(読譜/聴音/音感/リズム感)をベースに、演奏する事の楽しさを実感してもらいたいと、切に願っています。 中学生以上からは、音楽を生活の一部として、豊かな人生を送ってもらいたいと思っています。

 音楽に国境は無いとよく言われます。音符に国も時代も言葉も何の壁もありません。世界どこへ行っても音符は共通語です。演奏は人種、偏見を超えて人類が友だちになれる、共通の手段です。何て素晴らしいことではありませんか!世界の情報が瞬時にわかり、良くも悪くもその情報にふりまわされている現状があります。真偽を見分けるのも大変な時代です。そんな世の中…今、お子様が培っている“感性”を“真実を判断出来る目”を持つといった点でも、役立てて頂きたいと思っています。 この1年間どうも有り難うございました。 来年度の楽しいレッスンを一緒にしましょう!

  定成音楽教室主宰 定成淡紅子
  定成音楽教室    講師一同
リトミック豆辞典
ピアノのお話 No.3・・・日本に初めてピアノが来たのは、オランダ人のシーボルトが1828年に持ってきたとされています。これはイギリスのW.Rolf &Sons製で四角い箱の中に鍵盤と弦が入っている、スクエア型といわれるものです。現在は山口県萩市の熊谷美術館が所蔵しています。そののち、明治時代に入り、アメリカ人の教師メーソンがアップライトピアノを持参して来日。その後日本で初めてピアノがつくられました。明治時代に取り入れられた西洋音楽とともに、ピアノも全国へ広まっていきました。
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