コラム 【9月号】
● 今月のテーマ 〜 チャレンジ 〜
 私がアメリカに滞在していたのは、1981年35才の時でした。主人と小学2年と4年の息子の一家で過ごしていましたが、様々な貴重な体験ができて、今でも大変有り難く思っています。
 私にとっての一番大きな収穫は、事に当たって[女だから〜]とか[歳だから〜]といった理由から、遠慮したり尻込みをする必要は無い。という考えでした。日本にいるときでも、余りそういった意識はしているつもりは無かったのですが、目から鱗!とっても解放された気分になったのをはっきりと覚えています。“そうなんだ〜何時でも、どんな環境でも自分の意志を尊重出来るんだ〜”と嬉しくなりました。勿論、周りに迷惑をかけない事が大前提ではありますが…
そんな訳で一皮むけた私は、帰国後から自分の目標に向けて一路邁進!現在に至っています。
幸い病気をする事も無くここまでこられたのは本当にラッキーでした。
さて、70才を過ぎ[再スタート!]と位置づけた今年は、意欲満々張り切っていましたが、張り切りすぎて頓挫… 体力を考えなかったんですね〜。今後は、体を労りつつ前進したいと思っています。チャレンジ精神が萎えてしまっては人生楽しく有りませんね。社会とのつながりは絶やさずに無理の無い範囲内でチャレンジ精神旺盛に生涯現役を貫きたいと思います。
そして、音楽教育に関して言えば教訓になる以下の言葉をかみしめていきたいと思います。
『先生が生徒に教育する効果を願わず。ただ誠意有れば上々。』(sada)
リトミック豆辞典
メロディー・・・“リズム”についてお話ししてきましたが、次は“メロディー(旋律)”です。
“メロディー”とは、高さの違う楽音が連続して繋がり、音高線という形を作り、その置かれている場所による位置エネルギーからの[音空間性]  また、それぞれの音が持つ長さと休符により生み出される“リズム”がもたらす[時間性] これらにより、まとまった音楽的表現をもたらす単音の流れの事を言います。この2つの要素は音楽を成立させる最低条件でもあり、メロディー(旋律)はそれ自体でじゅうぶん音楽である、と言えます。
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