コラム 【2月号】
● 今月のテーマ 〜 立春 〜
 今年は暖かい新年を迎えましたが、やっぱり寒い冬にはちがいありません。
2月は大寒から立春へと向かいます。2月の別名は小草生月(おくさおいつき)仲春(ちゅうしゅん)初花月(はつはなづき)梅津早月(うめつさつき)など、そろそろ春の気配が感じられる言葉です。3月になるのを待ち望む気持ちが表れているのでしょうか。 とはいえまだまだ寒い日々が続きます。

『寒い』を表す方言には、しばれる・さんび・さび・いてる・こわい・こっつぁみぃ・さーめ・かんじる・しみる・すくれる・ひやい・ひやか・ひーさん(ひーさい)等、肌で感じた表現が多い様に感じます。

 話は変わりますが、同じ寒いでも『言葉』がさむい。『心』がさむい。『行い』がさむい… このような人間にならないよう、日々『思いやり』のあることば。『広い』こころ。『温かい』おこない。を心がけたいものです。今の世の中『寒い』事件が多いですものね。(sada)
リトミック豆辞典
赤ちゃんが音楽をすきなわけ…最近の音楽に関する研究成果で、ヒト以外の動物、サルの仲間などは、音楽よりも「静けさ」を好み、歌や音楽が包含する多様な「感情性」を聴取するのは、われわれ人間が持つ特性であることを示している。ヒト赤ちゃんは「静けさ」よりも周囲の音楽に興味を持ち、「子守歌」や「遊び歌」など赤ちゃん自身へ向けられたものを選考する結果も得られている。6ヵ月齢児を対象とした「子守歌」の旋律を使った実験結果では、同じ旋律を楽器を変えたり、移調したりしても同じ旋律と認知できることがわかっている。この結果から赤ちゃんが音楽を聴く際、「音」をひとつひとつ分けて聴くのではなく、メロディをまとまりとして聴いていること、音色が異なっても同じ旋律と認知できる力を持っていることを示している。(同志社大学赤ちゃん学研究センター 志村洋子 氏による)
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