コラム 【12月号】
● 今月のテーマ 〜 今年も終わり 〜
 月並みですが、あっという間に12月になってしまいましたね〜
子ども達に音楽を教える仕事に関わって以来、伝えたい一番大切な事を常に考え、不要な事は切り捨て、なるべく言葉での説明も少なくし、表現する事によって理解してもらう事を意識しています。結局、言葉での言い回しよりも、ストレートに心に響く伝え方が良いということでしょうか… 我が家でとっている新聞の毎日の「運勢」欄は、結構ハッとする言葉に溢れています。

*空しく過ごすな。怠情は心に対して不健康。勤勉に
*学校の成績のよい知恵でなく古今東西を貫いて変わらぬ知恵に目覚める事
*外見の要望に内実が伴ったものが人物と言う。自己修養の時
*巧妙な文章を書くのにあまり時間を費やさぬ事が勉学の要点
*子供のころは本心強く生きるもの。大人は枝を延ばし風通し悪し etc.

アイタタタ… 来年も、[己を知り、謙虚に]過ごしたいと思います。

 皆様、どうぞ良い新年をお迎え下さいませ。(sada)
リトミック豆辞典
リトミックのレッスンて、遊んでいるだけのようですが…リトミックのレッスンでは、歌を歌ったり、音楽に合わせて歩いたりと、子どもたちの興味をひく、楽しい内容がたくさんあります。この遊んでいるように見えている中にも、たくさんの音楽的要素を、教えている先生たちは考えながら、レッスンしています。歌を歌うときは、音程、速さ、感情、声の出し方などを気をつけながら、また、歩いているときも、どのようなリズムで、速さを考えて、どのような場面を提供するかなど、さまざまな事が頭の中をめぐっています。そして、ダルクローズが1925年の論文の中で言っているように、教育の目的は学習の終わりに子どもたちが「私は知っている」と言うのではなく「私は経験した」と言えるように様々な体験を提供したいと思います。その経験が子どもたちにとり、楽しい遊んでいるような気持でできることを目指しています。
← 前月号へ 次月号へ →