コラム 【6月号】
● 今月のテーマ 〜 眩しいほどの緑 〜
 新緑の季節のとはいえ、木々の緑の色鮮やかなこと!その緑にも明るいのやら暗いのやら、薄いのやら濃いのやら… 様々な“みどり”が入り交じり、こんなにも沢山の種類の緑があるのにビックリしているこの頃です。ひとつ共通している事は、若々しく伸び盛り!という事です。

 はて?子ども達にも共通しているのでは…

 子どももそれぞれに、全く同じ個性なんてあり得ません。でも、グングン成長するエネルギーはいっしょですね。これから、どの位の成長をとげてくれるのか、本当に楽しみです。せっかく、このお教室に通って来て下さっているのですから、レッスンを通して様々な経験をし、立派に成長していって頂きたいと願います。しっかりと根を張って、充分な栄養を吸収し、キラキラ輝く芽を吹いて、素敵な木になる事を願います。すぐに結果は見えなくても、目には見えない大切な“もの”を親子で発見して下さいね。定成淡紅子
リトミック豆辞典
 ダルクローズが学生を指導していた時、ソルフェージュの授業で彼らが無意識に足をならしたり、頭を縦に振ったり、身体を横にゆらしたり、拍を手で示したりなど筋肉を反応させている事に気付いた。また、学生が歩くとき滑らかに生き生きとした動きを見て、身体の自然なリズム進行と人の呼吸の規則正しさが音楽的反応の中心となるのでは、と考えた。そして、拍を打ちながら歩くエクスサイズの中に十分に機能し統合された感覚、筋肉、神経系の重要性を見出し、これが演奏表現のための想像力や精神を解放すると考えた。
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