プロプリオセプティヴと呼ばれる第六感は、身体の姿勢についての情報を脳に送ります。筋肉にある特別の受容体や腱、関節により感じ取った感覚情報は脳へ運ばれ、行動に影響を及ぼします。外的受容感覚である五感(聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚)からの情報のほうが、内的第六感や固有受容による情報よりもはるかに認識が高いといえます。しかし、それらは五感に決して劣るものでなく、実際にその動きをしなくても感覚を蘇らせることのできるほど強烈な記憶が、プロプリオセプティヴにより形成されます。マーガレット・デュプラによると、「身体の動きは生きるためにとても基礎的な部分なので、普段、当たり前のものとして、見過ごし易いのです。それが素晴らしい刺激の源であり、満足が与えられるべきものです。」とあります。 |