1月 「しいん」 厳冬天地は静まる
2月 「ぴしり」 春が兆して氷が割れる
3月 「たふたふ」は雪どけの川
4月 「ひらひら」野を越えて蝶が飛ぶ
5月 「さわさわ」と風がわたる
6月 「しとしと」
7月 「ぎょぎょ」は蛙の合唱だ
8月 「かなかなかな」
9月 「りりりりり」
10月 「かさこそ」
11月 「さくさく」落ち葉と霜の朝
12月 「しんしん」雪が降って、時の逝く音
12ヵ月を音のイメージで表した「音の歳事記・那珂太郎作」という詩である。
心をすませば聞こえるかもしれない。日々の喧噪から、ときには心を解き放つのもいい
〈朝日新聞 天声人語より〉
空気を聞き分ける。自然の状況を肌で、匂いで感じ取る〜 大切な事ですね。〈sada〉 |