コラム 【10月号】
● 今月のテーマ 〜心をすませば〜
1月 「しいん」 厳冬天地は静まる
2月 「ぴしり」 春が兆して氷が割れる
3月 「たふたふ」は雪どけの川
4月 「ひらひら」野を越えて蝶が飛ぶ
5月 「さわさわ」と風がわたる
6月 「しとしと」
7月 「ぎょぎょ」は蛙の合唱だ
8月 「かなかなかな」
9月 「りりりりり」
10月 「かさこそ」
11月 「さくさく」落ち葉と霜の朝
12月 「しんしん」雪が降って、時の逝く音

 12ヵ月を音のイメージで表した「音の歳事記・那珂太郎作」という詩である。
 心をすませば聞こえるかもしれない。日々の喧噪から、ときには心を解き放つのもいい
 〈朝日新聞 天声人語より〉

 空気を聞き分ける。自然の状況を肌で、匂いで感じ取る〜 大切な事ですね。〈sada〉
リトミック豆辞典
 リズムは専ら身体運動によるもので、リズムそのものを筋肉組織の中に見つけられる。時間的な変化である「アレグロ、アンダンテ、アッチェレランド、リテヌート」や、強弱の変化「フォルテ、ピアノ、クレッシェンド、デクレッシェンド」は身体により、実感(realized)することができ、音楽的感覚の鋭敏さ、正確さは、身体的感動(bodily sensations)の鋭敏さ、正確さによるもので す。筋肉を緊張や弛緩することに慣れさせ、身体を時間と空間の中で拡張し、収縮させる訓練は、拍節感やリズム感に対する直観力を持つ助けとなります。(ダルクローズの言葉より
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