今月は、先月に引き続き楽器のお話しです。
クリスマス時期には欠かせない、そう!あのハンドベルです。
起源は古く、中世やルネッサンス時代ヨーロッパの教会に遡ります。教会の鐘楼にある複数の鐘(ベル)は塔の下から数人で紐を引いて鳴らし、街中に時間や行事を知らせていました。そうした鐘を鳴らす人(リンガー)が室内で練習するために400年前にイギリスで考案されたのが、このハンドベル(正式には、イングリッシュ・ハンドベル)なのです。演奏用に改良された色々な種類のハンドベルがありますが、5オクターブもある物では、その音をカバーするために60個を越える数があり、重さは300gから6kg近い物もあります。音色も多岐に富んでいて、パイプオルガンを思わせる壮大な響きから木管楽器のような繊細な響きまで楽しめます。
心に染み渡る柔らかい、しかし存在感のしっかりした音ですよね。
いよいよ、今年も終わり近くなってきました〜 年頭の目標は達成されていますか?
ムムム… |