親子リトミックのカリキュラムに毎回書かれるマザリースという言葉。一体何なんだろう?と思われていらっしゃる方も多いかと思います。これは数年前からレッスンで実施している母(父)と子の絆を強める、読み聞かせならぬ歌いかけです。
そもそも、レッスンに取り入れるきっかけは新聞の記事からでした。以下、2003年6月のこんにちはに掲載した文章を抜粋しますので、お読み下さい。
先日Motherlieaseと言う言葉を耳にしました。母親語を意味します。お母さんが歌を直接子供に歌ってあげる効果について放送された番組からです。お母さんの声は、子供にとってはお腹の中にいる時から、聞いている馴染み深い音です。近頃自分は歌うのが苦手、音痴なので、子供に悪影響があってはいけないと、歌を歌ってあげないお母さんも増えている様です。しかし、母親からの心のこもった歌いかけが、子供に悪い効果を与えるはずがありません。
実際、(1)親子のコミニュケーション(2)言葉の発達(3)脳の活性化に大いに役立つのです。いくら上手な歌を聞かせても、ママ(パパ)に勝るものはありません。ぜひ、お子さんを抱きながら、やさしく歌ってあげてください。そんな思いを今月のテーマにしてみました。各クラスで歌う歌を、心を込めてお子さんといっしょに歌って下さいね。
もう1つ、今年も曲→岡崎先生 音源製作→星野先生のコンビで素敵な音源が制作されました。皆さんのクラスにもお目見えしていますか?絵本に曲を付けたものですが、内容の理解と想像力のお手伝いとして、音楽が加わっています。しらずしらずの内に絵本の場面と共に、音楽が聞こえてくる… 例えば普通に絵本を見ていて、そのイマジネーションが音としても浮かんでくる…そんな形で自然に音(音楽)が感じられたら素晴らしい事だと思います。
|